筆者
執筆大好き桃花です。
本日は、過去に私が書いた恋愛の詩をお届けします。
同系統のものをアルファベットでまとめます。
すべて独立した作品ですが、順番にお読みいただくとストーリー形式になるようにしてあります。
ぽえむ【恋愛】A⑯『I shine』
I shine
あぁ…… あなたを想うと 溜め息で出来た言葉しか出てこない 「今何してる?」 そう尋ねるのも 私ではない他の女性の役目 一度でいい 目を見つめ合って話したかったよ まぶたを閉じる あなたを想う風になる 明るく優しいあなたの笑顔を見るだけで 私の心のすべての隙間が満たされていった やわらかく素敵なあなたの声を聞くだけで 私の周りのすべての時間が息をひそめた あなたを想う それだけで 遠く離れて会えなくとも 声届けられず話せなくとも 私の体が光に変わる 幸せを愛する星になる 私のすべてがあなたの色に生まれ変われる それでも紛れもない片想い 何度も心を飛ばそうと思った けれども二人は空と海 どんなに熱く恋い慕おうと 私とあなたは一緒になれない 地平線が二人を近く遠くに引き離してる ……だけどそれでもかまわない あなたに焦がれて 私は確かに幸せだったから 胸に手を当てて心やわらかく あなたを想うよ あなたの笑顔が私の心に光をくれた あなたの声が私の心に風を呼んだ 本気で恋したあなたへの失恋はやはりキツいけど あなたとの出会い その幸せが 今の私をきらめかせるから 夕日に輝く海のように
あとがき
好きになった相手に好きな人がいたら
どんなに言葉を尽くそうと、ダメなものはダメ。そうわかっているのに、尽きることのない想いがとめどなく言葉を紡ぎ出そうとする。言葉はただ、排水口に吸い込まれる水のように消えていくだけのものなのに。
好きになった相手に既に恋人(好きな人)がいた。――ありきたりな状況だけど、一体世界中でどれだけの数の人が、この状況に苦しんでいるのか。……計り知れない。
仕方ない。そう、仕方ないんだよ。わかってる。わかってるけど、でも、どうしようもないんだよね。
……好きだから。その事実だって、仕方ない。
それでも諦めないのもいい。潔く身を引くのもいい。ずっと自分だけの心の奥底に隠し持って、ちょっと影のある人生を送ったっていい。
状況次第だし、あなたの価値観次第だし、恋をしている時って無我夢中だから、周りも見えなくなっていろんな人を傷つけてしまうこともあるかもしれないけれど、正解不正解は無いと思う。
私に一言言えるとしたら、「後悔しないように」かな。これは私の価値観だけど。
そしてもう一言付け加えられるとしたら、「好きな気持ちには素直になって」かな。
どっちも、反省から学んだ私の価値観です。
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