桃花ぽえむ【人生】⑮『Love Yourself』

桃花ぽえむ【人生15】 人生(詩)
筆者
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執筆大好き桃花です。

今回は過去の詩をアップ。

あとがきでは、詩を作る時の状況について書いてます。

ぽえむ【人生】⑮『Love Yourself』

Love  Yourself
自分の悪口を言うのはもうやめよう
悪口は自分自身を醜くするための呪文だから
自分の悪いところに気づいたら
それはもっといい自分に出会うためのチャンスだから
うつむき嫌がることはない
そんなあなたが嫌いなところを どれだけ好きなところにできるか
今からだってあなたは変われる
立ち止まったあなたは強くなれるよ

自分の容姿を責めるのはもうよそう
その姿を持ったあなたに 何の罪もないのだから
自分の見た目だけを見ていたら
心の中の闇の部分に気づけなくなるだけだから
顔を覆って泣くことはない
あなたが容姿で負けているなら 性格美人になればいい
別のところであなたは光れる
苦しむあなたは優しくなれるよ

自分を憎むのはもうそろそろ終わりにしよう
あなたが自分を嫌ったら 愛する心を失ってしまうから
たとえ自信の持てる自分でなくとも
明日の自分は今日より進んだ自分になろう
すごく下手クソな進み方でも 誰よりゆっくりなスピ-ドでも
自分の価値や意味という言葉だけに悩まされずに
あなた自身を生き抜けばいい
あなたがそうして自分自身に悩んだ分だけ
あなたは自分を好きになれるよ

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あとがき

何度も言っていることだけど、詩は自分で自分を励ますための手段だった。「自分を愛して」と訴えかける詩があるということは、私が自分を嫌って生きてきたということ。

そして、同じように自分を好きになれなくてツラい思いをしている人が大勢いる。

私が詩を書く構造は、〝悩み苦しんでいる自分〟と、〝それを俯瞰し励ます自分〟という形で成り立っている。〝俯瞰し励ます自分〟が〝悩み苦しむ自分〟から少し離れ、言葉をかけてあげるという構図だ。(もちろん感情をそのまま表現している詩もあるけれど。)

友達や親や身の回りの人が、常に自分の相談に乗ってくれたり、励ましてくれる訳ではない。むしろ周囲から責められて孤立してしまう人だって少なくないと思う。相談機関が自分にハマらないことだって多々ある。私は、どうしても吐き出せない思いや苦しみをぶつけられる場所が無くて詩を書き始め、話を聞いたり励ましてくれる存在が欲しくて、詩を自分へ向けて書くということを覚えた。

苦しい時、本当に自分のことを励ましたり、味方になってくれるのは、自分しかいない。

という信念みたいなもの私にはずっとがあって、いい意味では自立、悪く言えば孤立しながら生きている。(もちろん、直接目に見えなくても自分は多くの人のお陰で生きているのだから、頑なに閉じ籠もるというのは違うよ、と今は思うけど。)

という訳で、今どんなにあなたの周りに味方がいなくても、親やクラスメイトや先生やコミュニティーからいじめられているとしても、まったく孤独かと言えば、そうでは無い。

あなたには、生まれた時から、あなたという絶大なる味方がいる。

苦しくて周りに誰もいない時でも、自分で自分を励ます、という方法がある。

詩だとか小難しいことなんて書く必要はない。
ただ、あなたがあなたの味方であり続ける限り、あなたは生き延びていける。世界中の全員から嫌われようとも。たった一人、あなたの一番近くに、決してあなたを裏切らない味方がいれば。

だからあなただけはあなたのことを責めず、嫌わず、傍にいてあげて欲しいと思う。

私はいじめられ、親からも抑圧されていた時はそうやってきた。自分を信じたり味方になることは難しいことだし今もマスターはしていないけど、自分で自分を励ます、という手法は本当に私の身を守ってくれた。

「周囲のすべてから嫌われてるのに生きる意味なんて無い」と思うかもしれない。昔の私も真っ先にそう思って反発した人間だ。これに対して反論するのはとても難しいことだし、何を言っても今苦しい人(昔の自分も)には届かないということも知っている。けれど、

やっと生まれてきた命にさ、周りの人間や、たとえ親であれ先生であれ他人が、つまり自分の人生にとっては脇役の人間が、勝手に嫌ってきていじめてきて、それでこちらが押し潰されて消えるのって、おかしくない?

どんなにあなたが自分のことを嫌っていても、何の取り柄も魅力も見つけられないダメ人間だと思っても、

生まれてきた以上、あなたの人生の主人公はあなただし、周りにとやかく言われて死ぬことはないの。

とは言え、だよね。うん、わかる。

これ以上生きててもツラいだけだし、とか、未来に希望が持てない、とか。私もそう思ってたし、正直20年経った今だって、未来って明るいものかと言われて濁りなく「YES」を言えはしない。

それでも、これは今も私が抱き続けようとしてる思いだけど、そんなツラい過去だったんなら、未来を明るくしていこうよ。少しずつでも。

私に、人一人の人間の命の消灯を防げる力なんて無いかもしれない。
それでも、一人でも多くの人が、私の言葉で少し踏みとどまってくれたら嬉しい。

もう少し目を瞑って、一緒に、耐えて欲しい。

筆者
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「あとがき」で内容重複してるものがあったらごめんなさい!

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