桃花ぽえむ【人生】⑯『今の気持ち』

桃花ぽえむ【人生16】 人生(詩)
筆者
筆者

執筆大好き桃花です。

今回も過去の詩をアップします。

昔から一人で泣いてばかりでした。

ぽえむ【人生】⑯『今の気持ち』

今の気持ち
今の涙も 胸の痛みも 何に変わるかわからない
それでも今日も変わらない あの子の優しさと 風の匂いと
きっと 世界中には今
すごく幸せで 心の底から微笑わらっている人と
すごくツラくて 心の底から泣いている人と
すごく悔しくて 心の底から怒っている人と
すごく嬉しくて 心の底から喜んでいる人がいる

私は今も こうしてツラいことに泣いてしまう弱い人間だけど
それでも涙を拭いて 前を見つめていきたい
ツラくても苦しくても たとえ この身を切り裂きたいくらい壊れそうでも
私は私に出会えた 生きてゆきたい
諦めないことだけ 心の羽で大切に温め続けて
世界そらは高い どこまでもはばたける
私は私を生きてゆこう
私だけが持つ見えない星を輝かせて
優しくなりたい 誰かの太陽になれるように
素直になりたい 誰かの風になれるように
明るくなりたい 誰かの光になれるように
そして強くなりたい
生きてゆこう 今の気持ちを抱き続けて

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あとがき

あなたが絶望に襲われて毎日泣いている時、
世界中には友達とゲラゲラ笑っている人がいる。

そして、その逆もあるのだろう。

私は昔、毎日真っ暗闇だったから、その逆なんて無いだろうっていう世界に生きてたけど、
確かに生きていれば、笑えることだってあるんだな、と今は思う。
そして、それを少しずつ増やしていこうとすることも出来るのではないかと思う。

何度も同じことを言ってしまうけど、

あなたが今見ている、あなたを否定してくる親や、あなたをいじめてくる人達がすべてではない。

特に子どもの頃や若い頃だと、他の世界があることや違う人がいることを知らなくて、〝学校で嫌われた=人生終わり〟みたいに思っちゃうけど、決してそうではない。

コミュニティを卒業したり親から離れたりすればサッパリ楽になることもあるし、
私みたいにその後もずっと後遺症に苦しむ人生であっても、逆にそれを使って還元していく生き方もあるだろう。

とはいえ今はそこまで想像力を働かせることが出来ないくらい、目の前が真っ暗で苦しいんだと思うけどね。

年を取っても、一日多く生き延びても、それでもなお、何もかもなげうっていなくなりたいって気持ちにはなる。残念ながら、「生きていればどこかのタイミングで絶望が全部スッと消えて楽になる」ってことはないようだ。(わからない、そういう人もいるかもしれないし、私がまだこじらせ続けてるだけかもしれない。)

でも、自分の笑顔を一つ多く見つけることは出来る可能性は高まる。夢中になれる趣味が見つかるかも知れないし、素敵な恋に救われることもあるのかもしれない。プラスの出来事は、今より増えてはいくだろう。

安易に励ましの言葉をかけたところで、安っぽい綺麗事にしか聞こえないだろうし、
他人がどうこう言ったって、結局自分がどういうことを選ぶかに尽きる(と私は思ってる)。

私はいつも、泣いて泣いて、とりあえずこの詩みたいな気持ちになって、死を延期するようにしながら生きてきた。それを後悔するような絶望にやられそうになることも多いけど。

でも、今何かに打ちのめされていて、どうすることも出来ない人が、このページを発見して、

何かを思ってくれたり、感じてくれたり、考えてくれたり、
「自分だけじゃないだ」と思ってくれたり、他の世界の可能性を知ってくれたり、
旅立ちを決行する勇気ときっかけを失ってしまったり、とか、

何かあれば、そしてそれがあなたの小さな小さな幸せにいつか結びつくものであれば、

とても幸せに思う。

今のあなたの涙が、未来のあなたの笑顔の源になりますように。

白桃ちゃん
白桃ちゃん

今どん底の人でも、未来のことは不確定だから。

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