桃花ぽえむ【人生】④『透き通った湖のように』

人生(詩)
筆者
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執筆大好き桃花です。

本日は、私が中学校時代に書いた詩をお届けします。

嫌な事が続いて気持ちが前向きになれない方、人生うまくいかなくて精神が腐りそうな方にとって、気持ちを緩める場所になれば幸いです。

ぽえむ【人生】④『透き通った湖のように』

透き通った湖のように
透き通った湖のように
    真っ直で素直な 優しい心を持つ人でありたい
            小さなことで荒れたり
            気持ちの奥底まで濁さずに
        綺麗な風景があれば 正直に映したいし
        落ち葉が一ひらで降りて来たら 共に遊びたい
  ずっとずっと流れ続けていたいから
  
動物達のために酸素を出す木々のように
  見えないところで 他人ひとのことを考えられる人になりたい
            お返しを望むのではなく
            生きるために支え合って
        「何かのために」 ただ それだけの心で
        どんな生き物にだって 優しく枝を揺らしていたい
  芽が出てから 自然にかえるその時まで
  もっともっと動物達とあいたいから
  
どんなときでも昇ってくる太陽のように
  絶えず諦めず いつも明るく前向きに生きたい
            一度は地平線へ沈むけど
              必ず再び 明るい朝を運んでくれる
            雨の日も嵐の日もあるけど
              どんな日にも雲の上では いつも明るく輝いている
  そう きっと人間も 泣いているときも 怒っているときも
  いつも心の中に 光がある
  ただ大きな黒い雲に覆われているだけ
  そのうち再び 強い光で照らせるから

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あとがき

中学校時代に書いた詩なので、つたなく恥ずかしいけれど、すごく自分らしいなと思うので勇気を出してアップ。努力や気合いだけじゃどうにもならないことなんて世の中にはたくさんあるのに、無邪気に「頑張っていればきっと何とかなる」ともがいてたなぁと。子供じみていて馬鹿みたいだけど、大人になって俗塵にまみれて生きるのが当たり前になってからも、時折あの頃の純粋さに救われるものもある気がする。

人は苦しいことがあると、その事の起きた意味を考えたり、原因や理由を追求したり、妙に哲学的になって複雑に考え込んだりしてしまう。きっと、そうでもしないと心が納得出来なくて、苦しさに押し潰されてしまいそうになるからだ。将来の成長に必要な糧だという理屈づけや、前世のカルマが原因だとか理由がわかったところで、本当の意味で人は救われるんだろうか。

判明した意味づけの正解不正解とに関わらず、過去の、あるいは今目の前で起きている苦しみは依然としてそこに存在していることには変わりない。本当に大切なのは、その苦しみを受け入れ、乗り越えていくこと、今は苦しくても、いつかまた元気を取り戻せると信じられることではないだろうか。

そのために、落ち込んだ自分を励ましてくれるものがあるといい。人でもいいし、音楽でもいいし、食事でもいい。ペットでも、自然でも、趣味でも、スポーツでも、一瞬でいいから自分が苦しいことを忘れさせてくれるもの。

あなたには、何があるだろう? 些細なものでいい。これがあるから、もう少し自分でいることを続けていけるというもの。自分がふっと、心を落ち着けられる場所。苦しみから距離を置ける時間。

そんなもの見当たらない、という方もいらっしゃるかもしれない。だからこんなに苦しいんだ、と。

私も相談出来る人がいなくて、心の拠り所も無くて、それで紙に思いを吐き出していた。あの頃はただ苦しみを追いやる手段でしか無かったけど、今になってみると、絶望して投げ出してしまいそうになった時や現実に叩き付けられて心が折れそうになった時、それでも前を向こうと歩いてきた過去の自分の声は力強い。大人になった自分なんだから、もっとシャキッとしないと、と思う。

苦しみを遠ざける方法が見つからないという方にとっても、あの頃の無邪気で幼稚な一中学生の言葉で少しでも気持ちが緩まないだろうかという思いで投稿している。この文章を読んでくださっている間、ほんのわずかでもあなたが現実を忘れていられたら幸せだ。

白桃ちゃん
白桃ちゃん

何か文章を読んでいる間は、嫌なことを忘れられるよね

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