桃花ぽえむ【憂鬱】③『Please leave me alone』

筆者
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憂鬱な時に書いた詩です。

どうしてこんなに自分は傷ついてばかりなのかと悩んでた詩。

「繊細すぎる」と責められていた当時は、HSPという概念もありませんでした。

ぽえむ【憂鬱】③『Please leave me alone』

Please leave me alone
凍ったバラの花のように 触れるだけで壊れてしまうか弱い心よ
別れが「寂しい」以上に「ツラい」
キズが「痛む」以上に「突き刺す」
ほんのちょっとした 些細なことにも この小さな胸をイタめてしまう
あぁ…… だから誰も触らないで 私の心に
お願い そっとしておいて 一瞬で崩れてしまう一輪の凍て付いた花心

葉先に溜まった水滴のように すぐに溢れる弱々しい涙よ
「悔しい」だけで 込み上げる
「ツラい」とすぐに とめどなく……
そんな小さな どうでもよいことに この心を揺り動かしてしまう
あぁ…… だから誰もイジらないで 私の心に
お願い ほうっておいて すぐに泉を湧かせてしまう一溜まりの静かな水瞳

草むらに迷い込んだアリのように どこへ行くにも戸惑う弱気な足よ
「スタート」も「ゴール」も
「右」も「左」も「東」も「西」も
子どもさえわかるような カンタンで楽なことにさえ この私はためらってしまう
あぁ…… だから だから誰も見つめないで 私を
お願い ヒトリにして いつも間違ってばかりの一匹の虫けらの私

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些細なことでも深く傷ついてしまうという方は、ぜひコメントください。

世の中であなただけではないはずです。

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