執筆大好き桃花です。
本日は、過去に私が書いた恋愛の詩をお届けします。
同系統のものをアルファベットでまとめます。
すべて独立した作品ですが、順番にお読みいただくとストーリー形式になるようにしてあります。
ぽえむ【恋愛】A⑤『言葉もないほどツラいのに』
言葉もないほどツラいのに
あなたの笑顔が眩しすぎて 私の涙も冷たく光るよ 苦しいね 私が愛したその笑顔 全部他の女性へのものだったなんて でもその微笑みが温かくて 心優しくなってしまう 涙の分だけ怒れない 悔しいね 言葉もないほどツラいのに どうしようもなく好きだから あなたの声が優しすぎて 溜め息さえも詰まってしまうよ もどかしいね 今もあなたのその声を たった一人が独占しているかもしれないのに 遠く離れた私には どうすることもできないなんて でもその声思い出すだけで 胸が熱くなってしまう ドキドキ溢れて止まらない 虚しいね どんなに想い強くても 悲しみにしか変わらないから 愛してる まだあなたのこと愛してる 現実に負けても この心は変わらないから ……苦しいよ まだとどまることもなく 加速度上げて好きになる ああ神様 私を止めて…… あなたの見せた幻が幸せすぎて 私の心は戻ってこないよ 切ないね いくら泣いても好きだから……
あとがき
自由に躍る
前回は比喩について少し語ってみたけど、今回は〝リズム〟について考えてみる。
国語の時間に習ったかとは思うが、詩を大きく3種類に分ける分類があって、
- 定型詩:音数上、一定のリズムを持った詩。(例;言葉のまとまりが「五七五七七」等)
- 自由詩:音数上、決まったリズムの無い詩。
- 散文詩:小説のように書かれた詩。頻繁に改行をしないのが特徴。
とされている。
このうち、私の書いているものは「自由詩」に当たると思っているけれど、だからと言って全くリズムを意識していないかと言えば、そんなことは無い。
自分で音数を数えて書いている訳ではないけれど、思ったことを言葉にして並べていくと、見えないリズムの枠みたいなものが設置されていく感じになる。要は、書いていくうちにその詩が持つ呼吸の速さが定まってきて、次第にリズムとなって他の言葉を緩やかに制限していくのだ。
だから歌詞のようになる。まぁマネしていただく必要はないのだけど、書いていったら歌詞調に落ち着いていった感じ。個人的に書きやすいだけ。音数に縛りが無い詩なのにテンポがいいと感じていただけたなら、適当に書いてるのではなく言葉を選んだ結果そうなっているもので、ある種狙っている部分ではある。
上記の「自由」とは〝自由詩〟のこと、「躍る」とは〝リズムに乗る〟という意味だ。日本語に訳すと「自由詩においてもリズムを感じる」となる。
ちなみに全く文字数の決まりの無い小説というジャンルも、作者の呼吸はそれぞれ違う。わかりやすく言えば読点を打つタイミングとか改行の多少とかね。京極夏彦先生はもはや文字を使ったブロックマジックと言うか(喩えが崩壊中)。ストーリーのおもしろさとかもそうかもしれないけど、〝呼吸が合う〟小説だと説明困難な安心感があるよね。共感とは違うはずなのに、なんか惹かれる、なんか「この人の文章もっと読みたいな」と思う何か。
そういう見えないところで働く力の引力って強い。
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