執筆大好き桃花です。
本日は、過去に私が書いた恋愛の詩をお届けします。
同系統のものをアルファベットでまとめます。
すべて独立した作品ですが、順番にお読みいただくとストーリー形式になるようにしてあります。
ぽえむ【恋愛】A⑦『はばたき』
はばたき
真っ直に太陽に向かってはばたいた私 目が眩んで 有頂天になっていた自分さえ見えなかった あなたの声に引き寄せられて あなたの笑顔に惑わされて 道を飛び間違った愚かな私 体が熱くなったあの時に 引き返すべきだったのに…… あなたの眩しさに近づいてしまった またたく間に翼は溶けた 真っ逆さまに落ちた私を受け止めたのは 荒れ狂う波と 無数の滴 あなたの両手になど 初めから届くはずなんてなかったんだ…… あぁ それでも深い海に差し込んでくる優しい陽光 漂っても漂っても あなたを忘れることなど私にはできなくて……
あとがき
知ってるようで知らないギリシア神話
今回の素材はギリシャ神話。あの有名なイカロスの翼の話。
子どもの頃、歌があったよね。
♪むーかーしーギリシャーの~ イカロースーは~ ローウーでーかためーた~ 鳥のー羽ー根~
音楽の教科書に載っていたのかどうだったのかと思ってググったら、HNK『みんなのうた』で放送されていたものだった。詳細については、以下のサイトで非常に詳しく紹介されていたので、リンク先を貼り付けておきます。
引用元トップページ
「世界の民謡・童謡」研究会が運営している音楽研究サイト
あの、ちょっと怖いヤツ。Wikipediaでも、バラエティ番組『マツコ&有吉の怒り新党』で有吉弘行が小学校時代に歌ってトラウマになった曲として同曲を紹介している、とある。
曲調もさることながら、主人公が死んじゃう後味の悪い歌だ。でもその後味の悪さをごまかすかの如く、「それでも僕らは強く生きてくんだッ!」とゴリポジ(ゴリゴリと無理にポジティブ思考に変換させること。桃花語)で終わらせてるヤツ。
個人的に受けたイメージとしては、〝勇気一つを友にして〟の歌詞から、
あっ、友達いない人の歌
と思ってた。
『アンパ○マンのマーチ』と同じ。いや、『アンパ○マンのマーチ』はまだ、二人(愛と勇気)いるぞ。
作者の方も大先生のはずなので、私のようなただの下等(果糖)な果物がとやかく言えることではないのは十分わかっている。でも、この歌が貢献したのは、
- イカロスの話を広めた。
- インパクトを与えた。
ということではないかと思っている。あまりの恐怖に。ゴメンナサイ。
ギリシャ神話クイズ
にしても、神話の発想は面白い。鳥の羽根をロウで固めて飛んだはいいけれど、父の忠告を忘れて調子に乗って高く飛んでしまったがために、ロウが溶けて海に落ちてしまうだなんて。
しかし、石像や絵画のリアリティ感のせいもあってか、どうしても〝怖い〟イメージが消えない。
なんだか暗くなってしまって落とし所に迷ってしまったので、前回に引き続き、ギリシャ神話について親しめるクイズを作ってみた。
【問題】次の1~5は、下記A~Eのうちのどのギリシャ神話の神にまつわる話か。
- 赤ん坊の頃に蛇を素手で絞め殺した。
- 死んだ妻を取り戻すために冥界に行った。
- 泡から生まれた絶世の美女。
- 天の川の起源を作った。
- 天球を支えている。
A:アトラス B:ヘラクレス C:オルフェウス D:アフロディーテ E:ヘラ
幼い頃に愛読していたギリシャ神話の本の中で、個人的に覚えている話を中心に作成。
が、ギリシャ神話は生々しい大人の話が多いので、子どもの頃読んだ本はよっぽど厳選されていた内容だったなと、今回調べてみて思い知りましたっ!
愛憎劇がダーク過ぎて、酔った……
刺激にホント弱いもんね
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