桃花ぽえむ【恋愛】A⑬『Your Love Song』

筆者
筆者

執筆大好き桃花です。

本日は、過去に私が書いた恋愛の詩をお届けします。

同系統のものをアルファベットでまとめます。

すべて独立した作品ですが、順番にお読みいただくとストーリー形式になるようにしてあります。

ぽえむ【恋愛】A⑬『Your Love Song』

Your  Love  Song
ただ届けられないだけかと思ってたけど やっとわかったよ
あなたは恋人ふたりだけの領域つくってた
あなた達の奏でるメロディーに休符なんて見つけられない
美しすぎる旋律に 私は自分の楽譜を見比べて溜め息ばかり

まだ両手が震えてるビブラート   汗で泣いてる私の全身からだ
あぁ…… まだこんなに好きだなんて……

    Your  Love  Song  私の届かない世界
    That's  Not  For  Me  切ないくらい優しい響き


目を逸らし続けて 「もう大丈夫」もきかなかったね
平気だと感じた根拠なんてどこにあったろう
私の苦しみのうた達をあなたがその声にのせて歌うことはない
甘すぎる波長に 私は聞いていられずにイヤホンはずした

胸の動悸の激しい高鳴り 込み上げる感情の高まりクレッシェンド
あぁ…… かすれて声も出ない……

    Your  Love  Song  恋人ふたりだけの世界
    That's  Not  For  Me  私の入れない恋人ふたりのハミング

私の奏でるのはソロのト短調
あなたの耳には響かない ぎこちない Love  Song

    Your  Love  Song  切ないくらい優しい響き

<<前の詩                    次の詩>>

<<<最初の詩                          

あとがき

コラボレーションの魔法

私は小学校の頃までピアノを習っていた(ほとんど練習しないので破滅的に下手だった)ため、ほんのわずかに知っている程度だが、それでも無いよりはあって良かった! ということで、いわゆる「音楽用語」を取り入れた詩。

業界用語を使えるだけで、ちょっと「それ風」になる。1個小部屋を作れる感じ。木材なら木材、プラスティックならプラスティックで統一したインテリアは、何かしらの〝感じ〟を受けると思うけど、そういうやつだ。

本業作家ではない医師の方が書いた医療関係の著作は高リアリティだし、その業界を知らない者に取っては〝知らない面〟を垣間見ることが出来、箔がつく。

たとえば、「歌歌いたい」と「小説書きたい」は別の世界のことで、たぶん直接的には関わりはないのだけれど、それら異世界の概念をミックスさせると、新しい味が完成して絶大なパワーを発揮する。「小説」×「歌」のコラボレーションがYOASOBIだし、「チョコ」×「柿ピー」の甘辛お菓子というのも存在する。世にあるお菓子やコスメなんかもアニメとコラボするのがもはや定番だし、元々アニメという文化はおもちゃを売り出すために作られたとかなんとか。

ただし、知識も技術も習得までに時間を要するので、個人でかけ算をやろうとすると、エッセンシャル思考的に力が分散されて、どれも中途半端になってしまうので注意。私はいろんな物に対して興味を散漫に抱いてしまうがために螻蛄才けらざいになってしまって、後悔している。

螻蛄とは虫です。オケラとも言うそう。いろんなことが出来る割にはどれも優れた能力でないことから、次の言葉が生まれたようです。

螻蛄才けらざい

種々の芸を持っているが、一つも巧みなもののないこと。ケラには飛ぶ・登る・潜る・掘る・走るという五つの技があるが、いずれも大したものでないというところから。=螻蛄芸


広辞苑

音楽用語

というわけでいくつか音楽用語をご紹介(ただし素人に毛が生えた程度なので参考程度)。

【記号に関するもの】

・クレッシェンド(<):だんだん強く。 

  ←→ ・デクレシェンド(>):だんだん弱く。

・スタッカート(・):音を切って。

・フェルマータ:音を十分に伸ばして。

・フォルテ(f):強く。

・ピアニシッモ(pp):さらに弱く。

【速さに関するもの】

・アンダンテ:歩くような速さで。

・アダージョ:緩やかに。

・アレグロ:速く。

【演奏の仕方に関するもの】

・カンタービレ:歌うように。

・ドルチェ:柔和に、柔らかく。

・アレグロ:速く。

私もさっぱりだけど、楽譜が読める(楽器が演奏出来る)と、世界が広がるよね。

<<前の詩                    次の詩>>

<<<最初の詩                           

               

コメント

タイトルとURLをコピーしました