桃花ぽえむ【恋愛】A⑥『人魚姫』

筆者

執筆大好き桃花です。

本日は、過去に私が書いた恋愛の詩をお届けします。

同系統のものをアルファベットでまとめます。

すべて独立した作品ですが、順番にお読みいただくとストーリー形式になるようにしてあります。

ぽえむ【恋愛】A⑥『人魚姫』

人魚姫

「苦しい」と言って伝わるなら
私は何度「苦しい」と言うだろう
「大好き」と言って振り向いてもらえるなら
私はどれだけ「大好き」を言い尽くすだろう

    けどあなたは真っ直に　私の見えない女性ひとを見ている

あなたが　私とは別世界の綺麗な優しい女性ひとを想って
胸をときめかせて真っ赤になって最高の微笑みをプレゼントしていると思うと
愛したことすら反則なのに
胸をナイフが切り裂いていく

あなたの世界には入れない
遠くから焦がれる私の存在を　知ることもなくあなたは微笑む
あなたと一緒に微笑いたかった　誰も私の想いを知らない

    こんな醜い人魚わたしには　あなたに伝える手段もなくて……

あなたの姿を目にするために　私は声を売って鳥になろうか
あなたの声を聞くために　私は目を売って風になろうか
涙の滴とともに泡になって消えていきたい
たとえ星になれても　あなたの瞳に映らない


あなたを激しく　イタく　想った……

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あとがき

知ってるようで知らない童話の話

いやあ誰もが知ってる人魚姫だけど、ホントすごい物語だよね。

と思ってググってみたら、アンデルセン童話でした。ディズニーでも有名だし、子どもの頃に何かで触れておおまかには知っているけれど、作者誰？と聞かれたら思わず詰まってしまう。だって童話系ってグリムとかイソップとかチョッパーとかいろいろあるじゃん！　と抵抗する無能な作家志望者ここにありけり。

そして改めてストーリーを追ってみると、「あ、そうなのね！」と意外に知らない展開に驚き。細かいところまで知らないし、読んでてシュンとなった。「本当は怖い○○童話」シリーズって過去にあったと思うけど、童話とは言え残酷で無情な話が多いよね。きっと世に出回っているのは子ども向けにリメイクされてて、一般的にイメージされるのはそっちが多いんだろうな。

そして人魚の起源はギリシア神話などの各地の伝承だそうな。神話系もおもしろいよね。本などで読んだことはないという人でも、ゲームの題材とかにもよく使われるしね。「セイレーン」とかって聞いて、きっとゲームとかラノベとか（実在するのか不明）を思い出す人がほとんどかと。

童話クイズ

人魚姫案件で無知を思い知ったことがあり、世界の童話・昔話についてクイズを作ってみた。

答えは、ググってたもれ♪

筆者

改めて童話も読んでみよっと！

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