桃花ぽえむ【人生】㉑『小鳥のように』★

桃花ぽえむ【人生21】 人生(詩)

※ぽえむシリーズは主に10代に書いていた詩をアップしていますが、最近になって書いた詩(最新の詩)に「★」マークつけて区別するようにしました。

筆者
筆者

執筆大好き桃花です。

最近また詩を書いたのでアップします。

20年前と書いてる雰囲気というか中身が変わってません。

成長してない訳じゃないと思うけど。。。

ぽえむ【人生】㉑『小鳥のように』

スマホ用にタテ画面の画像を作ってみました。絵も描いて背景に貼ったりもしてみてます。テキスト文章の方がいいのか、見栄えや手間等を比較して今後調整していくつもりです。

画像ver.

テキストver.

小鳥のように
明るい歌しか知らない小鳥のように、
ポジティブな言葉で唇を満たそう。
悪口や陰口が心をずしりと痛めることを知っているから、
私は周りにいる人の心を傷つけるようなことはやめよう。
どんなにその気配りが目には見えないささやかな響きだったとしても、
その音色ねいろが軽くする翼もあるだろう。
一人でも多くの人が、心地よく微笑ほほえんでいて欲しい。
明るく穏やかで清らかで優しい、
そんな歌声で、私は生きたい。

鋭いやいばにも切り裂かれることのない風のように、
私を傷つけるものは受け流そう。
あまりにも刺激の多すぎる世の中だからこそ、
自分で身を守るすべを持とう。
どんなにこの心が敏感にネガティブを拾いやすい性質だったとしても、
心がけ次第で毒を薄めることはできるだろう。
気の赴くままに自由自在に形を変える、
そんな工夫を、忘れずにいたい。

どれほど重たいものでも無言で飲み込む海のように、
ひろくおおらかな気持ちでいよう。
気に食わない事にすぐ反発する、
雨粒をはじき返す硬いアスファルトのようではなくて、
物言わずスっと取り込むことの偉大さ。
奥底深くには膨大な数の喜怒哀楽をはらんでいるのに、
表面はいつもキラキラ光ってる。
どんなにちっぽけな私の無謀に思える壮大な願いも、
意識しなければ海の一滴ひとしずくにすら育たないだろう。
あらゆるものを、柔軟に包み込む、
知的で力強くて寛大で尊い、
そんな女神に、憧れていたい。

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あとがき

冒頭にも書いたけど、最近書いた詩と言いながら、10代~二十歳前後に書いてた詩とほぼ変わってない。あの頃の私は今とはまるで違ってるから、成長してるはずだと思うけど、中身の芯みたいな部分は変わってないんだと思う。

当時、自分が敏感なんだろうなと気づいていた頃だけど、HSPなんて言葉は無かった。私はとにかくネガティブで、いちいち傷ついて、自分で自分の感情の起伏に振り回されて、心がめっぽうに弱いだけだと思っていた。

あの頃は、他のみんなも多かれ少なかれ似たような心情を持って生きていたのだと勝手に思っていたけれど、大人になるにつれて、世の中には本当にいろんな人がいるものだ、と知っていく。人を知るということはそういうことだ。

私はその中で、他の多くの人たちが、
 ある出来事に魂を奪われたみたいに没頭したり、深く興味を抱いたり、
 心に入ってくる様々な事に脳ミソすり減るまで考え尽くして疲弊したり、
 他人の心を写し取ったみたいに共感したり、胸が痛くなったり必要以上に心配してしまったり、
 些細な事でも細部まで神経を行き届かせ過ぎてドッと疲れてしまったり、
……ってことが、実はそれほど多くもないのだ、(結構ぼんやり生きてる人も少なくないのだ、)と気づくにつれて驚いたものだ。

詩なんて書こうとすることも、感性が少し細かい人間じゃないと無理なようで。

私は、思ったこと、感じたことを、少し言い回しとか整えてるくらいの感覚で、大層なことをしているという感覚はない(楽に書いてるという意味ではなく、難しく高尚なことをしている訳ではない、という意味)のだけど、

詩という以前に、思ったことを言葉にする、ということもうまく出来ない、と感じている人も少なくないようだ。

そうだとすれば、決して立派なものではないが、こうして出来た詩をネット街道の道ばたに広げておくというのもそれなりに意味があることなのではないか、と思う。

詩を書いてた頃は、自分の書いた文章で誰かの心を動かしたり、救ったりしたい、と本気で思って必死に取り組んでいたけれど、、、

20年経った今、こうして公開することで、何かが変わるのかはわからない。

どんなに本人は真剣になって全力で取り組んだところで、それが必ずしも目指した形で日の目を見るとも限らないし、そこに心を立ち止まらせる人などなかなかいないもの……。

それでも、一人で書きためてきたものを、ただ外に表現するという機会を自分に与えられるというだけで今は幸せだし、これからも続けていきたいと思う。

筆者
筆者

(歌で言うところの)2番の部分あたりがもろHSPの感性だよな、と思います。

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