特に初めての方は、メンタル関係機関の門を叩くというのは非常に勇気のいる行為です。どんな人でも怪我や病気をする、というのと同じくらい、誰でもメンタル不調になる、というのは今や広く知られるようになった事実であるにも関わらず、世間からの目を気にしてしまう人は多いですし、偏見というものが根強くあるように思います。
一生懸命生きているにも関わらず、心の調子を崩してしまった、という状況の方が、そんなきつい状況の中、さらに抵抗や迷いを感じながらも、メンタル機関に足を踏み入れる、そのことがいかに大変なことか、ものすごくよくわかります。
そして、初めてではない方でも、通院しているうちに医師に罵倒されたり、酷い言い方をされたり、適当なあしらいを受けてどんどん傷ついてしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか? メンタルが弱っている時は特に、些細な言動にさえも大きなショックを受けてしまうというのに、頼ろうとしている医師から突き放されることほどツラい出来事はありません。
事実、メンタル疾患との付き合いが長い私も、生涯忘れられないと思う程ショックを受けた出来事がいくつかあり、医者不信にも悩まされました。メンタル系の通院に対して同じように悩みや不安を抱えている方は少なくないと思い、記事を書くに至りました。
本記事では、「心療内科・精神科・カウンセリング等のメンタル関係機関に通う中で不本意にも傷ついてしまった皆さまが、安心して回復し、再び元気を取り戻していけるよう、楽になれる考え方や具体的行動など」をご紹介します。
メンタル関係機関で受ける傷は、十倍くらい痛い
先にも記載しましたが、メンタル不調の苦しい中、見えない抵抗のある扉を叩き、やっと少しは楽になれるかと思ったところにきつい言葉や扱いを受け、本当にツラい経験をされましたね。メンタルが弱っている時に向けられる心ない言動には、身もえぐられるような思いをなさったはずです。
どれだけお力になれるかわかりませんが、そんなしんどい経験をされたあなたがほんのわずかでも前を向けるよう、私なりの考え方と対処法をつづりましたので、参考にしていただければ幸いです。
心を落ち着かせる考え方
国家資格を持った医師といえども、人です。
専門的な知識や資格を持っているからと言って、必ずしも人間的に優れているとは限りません。怒鳴る人もいるし、否定してくる人もいるし、誠意がないと感じる場合もあるし、通院を拒否される場合もあります。私も複数のクリニックを経験しましたが、結構な頻度で怒られていますし、医師に会うことを考えるだけで気分が落ち込んでしまうことも頻繁にあります。
カウンセラーだから必ずしも全員が優しい微笑みをたたえて寄り添って話を聞いてくれるかと言えば、それも絶対とは言い切れません。カウンセラーと言えどいろんな性格の人がいますし、いろんな考え方の人がいます。全員が人生経験豊富とも限りませんので、あなたの経験に深く共感できず、上辺だけの反応をされて、せっかく勇気を出して打ち明けたにも関わらずスッキリできないこともあります。
それだけでなく、あなた自身と、波長が合わないというケースもあります。グサグサ言いたい放題言ってくるきつめの人よりもとにかく怒らない人がいいという一方、ニコニコ穏やかな対応よりもハッキリ言ってくれた方がスッキリするという人もいます。性格だけでなく、雰囲気や話し方や説明の仕方や投薬の仕方、治療方針、その他様々な要因で、人と人との相性というものは影響されます。
そういう意味で、すべての人にとっての名医というものは存在しないのです。
大切なのは、今のあなたにとって、人間的にも治療的にも合っているかどうか、ということです。
先生は素晴らしいのに、のところもある。
医師やカウンセラーとの相性はいいのに、受付事務員の方のせいで悪化を余儀なくされるケースも少なくないようです。(個人事業主のカウンセラーは別かもしれませんが、)患者が最初にやりとりをするのは受付の方や看護婦の方ですし、毎回必ずやりとりは生じますから、その方のせいで疲弊してしまうのは非常に残念なことです。医師やカウンセラー自身はその手腕が直接売り上げや評判に関わってきますので、責任を感じて患者への対応には気を配っているはずでしょうが、受付事務員の方はあくまで被雇用者であり、自分の働きぶりで給与が大きく変動するなどといったことは恐らくほぼありませんから、態度に気をつけるといったことまで気を配れない人もいます。雇用者側も、一度採用した以上は簡単に解雇するのも難しいでしょうし、面倒でしょう。
このケースについても、最後に具体的な対策をご紹介したいと思います。
患者であるあなたも、一番心が弱っている状況です。
これも仕方ないのですが、あなたは相当心を消耗している状態です。人と関わるということは、ものすごく精神力を消耗することですが、そのためのパワーがそもそも枯渇している状態で訪れているので、些細な出来事にも反応してしまい、物事を大きく捉えてしまいがちです。さらに、メンタルが弱っているという時はそもそもの思考がネガティブに偏りがちな状況ですから、素っ気ない態度やぶっきらぼうな受け答えに対しても、普段以上に悪く捉えてしまいます。
あなたは、自分が思っている以上に余力がない状況、最も無防備で傷つきやすい状態で通院したのです。心の防御力が追いつかず、必要以上に傷ついてしまう条件が揃っている時にナイフを受けたようなもの。これは本当に、ひとたまりもありません。不幸に不幸が重なったと言っても過言ではないでしょう。
そこがすべてではない。
とりわけ初めてのところがそんな状況だったら、
「心療内科はどこもこうなんじゃないか」
「他を当たってもまた否定されるんじゃないか」
と考えてしまいがちです。また、私のようにトラウマ級の傷を負い、
「もう二度と医者には行きたくない」
と思っている方もいらっしゃるかもしれませんし、通えば通う程悪化する一方という方もいらっしゃるでしょう。
でも、あなたが辛辣な体験をした、その病院やカウンセラーだけがすべてではないのです。
心療内科で罵られてもカウンセリングという他の道がありますし、通院に限らず、今はオンラインでも受診やカウンセリングが出来るものもあります。医師とどうしても合わない場合や、行けば行く程悪化していく場合は、転院を考えてみても、私は悪くないと思います。
一番大切なのは、あなたの命です。
一番の目的は、あなたの心が健康になることです。
ただ、メンタル関係機関の転院については少々難しい点もありますので、それについては後述します。
前提知識(情報を知って次回に活かす)
詳しく知らないがために、メンタル関係機関特有の常識にぶつかってびっくりされる方も少なくないと思います。下記のことについて知っているかいないかで、心持ちが大きく変わります。おおまかな実情を知った上で、次回の行動に活かすようにしましょう。
前提:病院とカウンセリングの違いについて
ご存じの方も多いかもしれませんが、改めて確認しておきましょう。
【名称】 | 【治療方針】 | 【保険証】 | 【診断書】 |
心療内科、精神科、メンタルクリニックなど | 主に投薬で症状を緩和させるところ | 使える | 発行可 |
カウンセリング、電話・オンライン相談など | 主に話を聞いてもらうところ | 使えない | 発行不可 |
心療内科等で「薬ばっかりで話を全然聞いてくれない!」と憤慨してしまう患者さんも一定数いらっしゃるのですが、病院系は初診を除きほぼ数分程度の短時間診療で、投薬を以て症状の改善を図るのが目的です。ただし、ごくまれに、話をよく聞いてくれる病院や医師もあるようです。が、これは恐らくごく少数です。
初診では状況を把握するためにカウンセリングのように30分程度話を聞く時間を設けるところがほとんどですが、それが本来の診察スタイルではありません。初診ではよく聞いてくれたのに、と思うかもしれませんが、メインは投薬を以て改善の経過をみていくことです。
一方、症状よりも悩みを解決したい、話を聞いて欲しい、という方は、カウンセリングを利用するのがお勧めです。人の話を傾聴するスキルや資格を身につけた方が、熱心にお話を聞いてくださいます。ただし、保険適用外のため、病院と比べて価格は高い傾向があります。また、病院では、職場での休職等に必要となる「診断書」という文書を発行してもらうことができますが、カウンセリングではあくまで「話を聞く」「アドバイスをする」程度で、専門的な判断をいただくことはできません。(カウンセリングの他に資格を持っている方の場合は除きます。)
予約が取りづらい
メンタル関係の医療機関は、恐ろしいくらい予約が取れません。予約は「取れたらラッキー」くらいの気持ちで電話しましょう。どんなに口コミで入念に絞りをかけて勇気を振り絞って電話をしても、結構高確率で断られます。一度罹ると1名の患者が長期間にわたり再来することになり、そのうちにどんどん新患が増えていくので、どこも相当混み合っているようです。
また、予約が取れても1ヶ月先ということもザラにあります。本当に苦しくて緊急事態というのに1ヶ月以上も待つことには呆然としてしまいますが、想定していなかったことによるショックを緩和するためにも、かなり悪い方向に構えていた方がベターです。
かけたタイミング、電話に出た人の性格、等々で嫌な気持ちにさせられることもあります。かける側が最も不安なのですが、電話口に出る方もバタバタ忙しくしていることが少なくなく、優しく対応していただけるという期待は抱かないことをオススメいたします。
直接行って断られることもあります。切羽詰まっていると「今すぐにでも」という気持ちにもなってしまうのもわかりますが、ホームページなどで「初診も直接来院OK」との記載がない限りは、電話する方が確実です。
- メンタル関係の医療機関は、非常に予約が取りにくい。電話が繋がらないことも。
- 予約1ヶ月以上待ちも高確率であり得る。
- 「初診でも直接来院可能」以外のところは、まず電話するのがベター。
心療内科や精神科の転院は困難?
法律上は患者には自由に病院を選ぶ権利があり、希望すれば退院や転院も出来ることとなっています。
しかしながら、「メンタル疾患はその性質上、頻繁に主治医を変えることは好ましくない」とされているようです。これはある心療内科の医師からお聞きしました。メンタル疾患は特に医師と患者の信頼(ラポールと言います)が重要視されること、また治るまでにかなり期間を要することなどから、他の疾患と比べ、コロコロと主治医を変えることは望ましくない、ということなのだろうと思います。医師の側からみても、「信頼出来ない患者」というイメージはついてしまうようです。
ですが、上記でも述べた通り、
- どうしても医師やスタッフと人柄や治療方針が合わない。
- 通えば通う程傷ついてしまい、悪化の一途を辿っている。
- 一向に改善に兆しは見えず、医師を信頼できない。
といったやむを得ない事情があれば、そこを変えてみるのも私はアリだと思っています。ほとんどの医療関係者の方々は患者のことを思ってくださっていると信じてはいますが、中にはとても心が傷ついている人に対して発する言葉じゃない、というものを平気で投げつけてくる医師がいることも事実です。
私の実体験として、長期間症状が改善せず、他の医療機関を回ったことがあったのですが、
- 主治医からの紹介状がなければ診察出来ない。
- 今回診察は行うが、次回以降は引き続き主治医に診てもらうのがよいだろう。
ということを言われ、結局その時転院することはできませんでした。よって、必ずしも転院できる訳ではないようです。
加えて、私の職場では、「休職と復職の診断書は同じ医師の発行したものであること(そうでなければ復職不可)」ということを言われたことがあり、転院できないまま復職したこともあります。
仮にあなたが職場で休職した場合、考えなしにすぐに転院するのではなく、別の医師からの診断書でも復職可能かどうか、念のため確認を取ることをオススメします。
一方、現在メンタル系医療機関に通院されている方でも、カウンセリングを受けることは可能です。ただし、「カウンセリングを受けることを事前に医師に相談する」ことを求めているカウンセリング施設もありますので、ホームページや電話などで確認してみましょう。
- メンタル系の転院は不可能ではないが、やや困難。(病院と状況次第。)
- 診断書を発行され休職している場合は、転院前に職場に要確認。
- 医療機関とカウンセリングを併用することも可能。
通院・転院の際の注意事項
「何度も薬を変える・症状が悪化する・時間がかかる」は仕方ない
メンタル疾患は長いスパンで調子を整えていくものです。医師も概ね症状等から見当はつけてみるものの、どの薬が患者に合うのかわからないため、投薬を試していく期間があります。副作用が出ないか、量は適切か、などの調整を何回も重ねていくため、それだけで何週間もかかったりします。副作用が出たり効き目がなかったりしたら別の薬に変えて再チャレンジ、これを、合うと覚しき薬が見つかるまで続けます。そしてその後も、量の調整をして、症状が落ち着いてから、少しずつ減らしていきます。ところが合う薬が見つかったとしても、症状には波が出てきます。良くなったと思った次の週には悪化し、その後回復してきて、また悪化し、というのを繰り返します。よって、何度も薬や量を変えることや、途中経過で悪化すること、は治療上大いにあり得ることです。
ですので、このことに不信感を持って転院をすることはオススメいたしません。どこにいっても病院はこの治療方針がメインだからです。(※一部、他の治療方法を取り入れている病院もあります。)
転院しても「前飲んでいた薬は急にやめないこと」
また、自主的に転院した、病院に行かなくなった、という方も、処方されていた薬を飲むのを急にストップするのは非常に危険です。メンタル系の抗うつ薬には「離脱症状」があるものが多く、急にやめると体に不調が生じることがあります。具体的には、「めまい、頭痛、しびれ、不安感、不眠」などです。
私は転勤に伴い、それまでお世話になっていた病院に行けなくなってしまいました。新しい場所で病院を探したものの、「仮病だ」と罵倒されて追い返されたり泣かせられたりして、通院できなくなってしまいました。薬も処方されなかったので、ある時からパタリと飲まなくなっていました。そうしたら、通勤時には毎日のようにめまいと吐き気に襲われ、職場や公共交通機関では意識を失って倒れたりして、人生初の救急車を経験することになりました。当時は鬱による不調かとも思ったのですが、思い返してみれば、あれが「離脱症状」だったんだろうと思います。
ですので、転院を考えてしばらく通院しない場合も、最後に処方された薬は約束通り飲んでいましょう。また、処方薬がなくなる前に転院するのが安全です。
- メンタル関係機関では、投薬試行期間があるのはやむを得ない。
- 処方された薬は副作用がひどくない限り自己判断で急にやめないこと。
まとめ:病院とカウンセリングの違いについて
以上をまとめると、それぞれのメリット・デメリットはおおまかに以下の通りとなります。
【名称】 | 【希望方針】 | 【料金】 | 【診断書】 | 【予約・待ち時間】 | 【所要時間】 | 【継続性】 |
心療内科など | 薬で解決したい | ○安い 保険適用 | ○発行可 | ×混雑 | 初回30分 通常5分程 | △要定期的通院 |
カウンセリング など | 話を聞いて ほしい | ×高い 保険不適用 | ×不可 | △取りやすい ○待ち時間無し | 1時間程度 ※内容次第 | ○利用したい時 |
- 病院系:投薬で改善をはかるところ。メリットは料金の安さ、診断書発行可。デメリットは予約が取りにくい、混雑している、定期通院を要する、薬による副作用。
- カウンセリング系:話を聞いてくれるところ。メリットは、親身になって接してくれる人が多い、予約が取りやすく待ち時間が無し、単発利用も可。デメリットは料金の高さ、診断書発行不可、症状が深刻な場合は効果不明。
対策と行動
以上を踏まえて、あなたが次に取るべき行動を、順を追ってご紹介していきます。
休む
まずは、そのショックを和らげるために、休みましょう。あなたは今、ダブルパンチを喰らって、相当心にダメージを受けています。
現実、休むことさえ出来ない方もいらっしゃるとは思いますが、
もう周りの目を気にしてる場合ではないし、仕事や日常生活で「やらないといけないこと」をなんとかこなそうとしている場合ではありません。
立ち上がれなかったら、もう仕方ないし、
お風呂も着替えも出来なかったら、まず寝るしかないし、
仕事も家事も育児も手に付かなかったら、頼むとか相談するとかして、いったん休むしかありません。
これ以上やってもすり減ってしまうだけです。
まずは自分を守りましょう。上体だけでも起こせるくらいの力を養いましょう。
やっとの思いで行った場所で受けた仕打ちを、少しずつ溶かしながら……。
探す
そして、元気が出てきたら、もう一度メンタル関係機関を探してみましょう。
「もう二度とあんな思いごめんだ」と思うかもしれませんが、あなたは今、片足だけでしか立っていない状況です。このまま日常生活を送っていけば、いずれ突然ブレーカーが落ちるみたいに、生命のパワーが尽きてしまいます。
もちろん、とてつもなく怖いと思います。私も相当悩みましたし、トラウマが増えていくにつれ、「傷つくくらいならこのままでいい」と、我慢の道を選ぼうとしたこともあります。でも、やはりどんどん心身は蝕まれていって、もうダメだ、というところに行き着いてしまいました。出来るなら、動けるうちに動いた方がいいです。二度と立ち上がれなくなる前に。
もちろん、ある程度動けるくらいまで回復してからにしてくださいね。
他の機関を頼る
転院先を探す、あるいはいったん(他の)カウンセリングサービスを利用する、等の対策を取ることも考えられない方は、その他の機関に相談する、という方法もあります。以下にいくつかご紹介しますので、ご自身でできそうなものがないか探してみてください。
公共サービス「心の健康相談」等
どうしても医者恐怖症が足かせとなって動き出せない場合や、何度も変えてみたけどどこも合わない、という方へ。公共の施設を利用してみてはいかがでしょうか? 具体的には、市町村等でやっている「心の健康相談」といったものを利用するのです。市などのホームページに載っているかと思います。
↑宮城県公式サイトからお借りしました。
原則その市町村に住民票のある方なら、基本的には無料で利用できます。対面の他、電話相談を行っているところもあります。デメリットとしては、ほとんど予約制なので、すぐには相談できない点でしょうか。ホームページがわかりにくく、また公務員に対して冷淡なイメージがある方が多いかもしれませんが、病院やカウンセリングサービスとは異なる第三者の視点からアドバイスをもらえることがあります。
私も八方塞がりに陥った時にダメ元で相談したことがあったのですが、ちゃんと資格を持った方にも面談していただき、きちんと診断をしてアドバイスまでいただけました。残念ながら、その医師の方は当時診察を行っていないとのことで、その方にお世話になることは出来なかったのですが、否定せずに応じてくださる方もいるのだな、と知れた瞬間でした。
オンラインカウンセリングサービス
オンラインで手軽にカウンセリングを受けることの出来るサービスもあります。UnlaceやCotreeなどです。オンラインカウンセリングサービスについて、おおまかな特徴を以下にまとめてみました。
【メリット】 | ・利用料金がやや安価(従来の対面カウンセリングより若干安め) ・家に居ながら利用できる ・いつでも利用可能(24時間365日相談可能なものが多い、事前予約不要) ・会話が苦手な人でも利用しやすい(ビデオ会話の他、メールやチャット機能がある) |
【デメリット】 | ・ネットやアプリの操作が苦手な人にはやや困難 ・カウンセラーが多いので迷う(マッチング次第で合わない人になることもあり得る) |
対面のカウンセリングよりは利用しやすいサービスです。まずはこちらで相談してから、転院するなり、具体的な行動を考えてみるのもいいかもしれません。一人で考えて決めるよりも、客観的なアドバイスをもらった方が突破口が開けるかもしれませんよ。
つらいのはあなただけじゃない
あなたと同じようにつらい思いをしてる人が、あなたの他にもたくさんいます。
一方で、この世にいるすべての医師やカウンセラーが、あなたにツラい思いをさせた人間と同じではありません。
繰り返し酷い言葉をぶつけられたり、信じられない対応を取られたりしたら、どこにいってもそうだと諦めてしまいそうにもなります。でも大丈夫、どこかには必ず、あなたの苦しみに寄り添ってくれるところがあります。
そして、あなたの今の苦しみは、どこかで必ず終わります。闇の中にいる時は、そんなこと信じられないと思うでしょう。今はそれでも構いません。でも、少しでも今より楽になれるよう、砂粒ほどの小さな希望は捨てずにいて欲しいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とは言いつつも、私はあなたの経験した苦しみをご本人と同じように感じたり、代わることは出来ません。それでも同じように傷ついた経験を通して、何かしら一歩踏み出す手助けになれたら、これほど嬉しいことはありません。
私も現在進行形で通院しており、今回元気になっても、またぶり返す可能性は多いにあると覚悟しています。過去に経験したトラウマが消えることはなく、今後も医師恐怖症と闘いながら、自分の状況と向き合っていくのだろうと思います。
あなたも、決して無理はしないで、ご自身の心を一番に大切にしてくださいね。
そして、世界中のメンタル疾患に悩む人達が、もっと安心して心の回復をはかっていける世の中になりますように。
こちらの記事は、鬱歴10年以上の私が執筆しました。
執筆とカラオケ大好きのHSP女子です。
皆さんの心を少しでも軽くすることを個人的ミッションとして活動しておりますので、
お気づきの点や皆さまの体験談などお気軽にコメントください。
コメント