カラオケ大好き桃花です。
今回の【お気に入り楽曲シリーズ】は、「YOASOBI」です。
では、いってみましょ~♪
ザッと概要&メンバー紹介(桃花分析)
デビュー曲
夜に駆ける
リズミカルで軽快で、次々と物語が展開してゆくような飽きさせないメロディーライン。儚い感じが曲調や歌詞の端々に滲み出ていて、グッと胸に迫ってくる。間奏がとてつもなく綺麗だ。どうしたらこんな美しい旋律が浮かぶのか。2番以降、主旋律(ボーカル部分)と別に、裏で鳴っている(呼び名がわからぬ;)メロディーが違うのに、きちんと絡み合っていく部分が好き。綺麗。
さらに、曲の淡々とした冷たく切ない感じを絶妙に表現する、ボーカルikuraちゃんの透明でやや機械的な声。こんなにテンポが速くてつい転んでしまいそうな難しい音の動きも、難なくコロコロと転がすように歌った当時は19歳。
さらに、この曲を聞いた後に原作『タナトスの誘惑』(←5分くらいで読めます)を読んだ時の、
「そういう意味だったの!?!」
という衝撃。それを知ってからもう一度この曲を聴く(MVを見る)と、からくりが解けてもはや脱帽。
とにかく凄いとしか言いようがない。からくりがわかってからの評価は〝好感〟/〝嫌悪感〟の真っ二つに分かれるとは思うけど、そんな、世の中を議論の渦で嵐にしちゃう部分も芸術的で好き。ちなみに私はそっち側に近いめの人間なので、一瞬でこの曲の虜になった。原作の世界観をこんなにも音楽で表現するなんて、ひたすら崇拝でしかない。
アップテンポの曲
怪物
TVアニメ『BEASTARS』第二期オープニングテーマ。
もうこの曲が来た時、私の中で〝YOASOBI確定〟ってなったね。
始まりの不穏なビート音、全体的に流れる重低音や歌詞が、世に対する疑問や困惑や怒りや諦めといったあらゆる感情の高ぶり(=原作の世界観)を忠実に再現している。そしてサビの疾走感とレゴシ(←狼)の走る(物理的にも精神的にも)様子が掛け合わされていて、原作の魅力を爆上げしている。一度聞いたら麻薬のように抜け出せなくなる神曲だ。歌詞も文句無しの天才とか一体どうなってるの。1:38~の「清く正しく生きること……」のとことか歌詞凄すぎて溜め息もの。「天は二物を……」どころかAyaseさんにあらゆる物を与え給っているよ。
原作の世界観やPVの素晴らしさも当然影響してるんだけど、毎回原作とのリンク(掛け合わせ)が巧みで鮮烈。1つの曲として聞くだけでもいい曲なのに、このリンク感で累乗的に曲の素晴らしさが増大する。
YOASOBIの曲は毎回あらゆる発見があり、いろんな聴き方が出来て、何度聞いてもいい曲。
アイドル
TVアニメ『推しの子』オープニングテーマ。
正直、最初は「ナンだコレは」といった感想だった。語尾がキュイッて上がるところも「ナンじゃソリぁ」という反応だった。が、しかし。
ひとたび〝落ちた〟ら盲目の恋のような状況だった。これほど中毒性のある曲を他に知らない。これほど影響力を持つ曲を他に知らない。これほどすさまじいアーティストを他に知らない。……ってなった。(本物の)オタクのかけ声入れるとか発想ヤバくないか。どんな脳ミソしてるのか(←誉め言葉)。踊ってみた系でも大盛り上がりした大ヒット曲。
韻を踏んでるのが凄いしさ、アイドルの光と闇を曲調で表現してるところが凄いしさ、(途中での転調とか)少しイレギュラーなことも随所にちりばめて、めくるめくハッとさせ続けて心を掴んで離さないところも凄いしさ、とにかくすべてが凄すぎて凄い(感情とボキャブラリーが追いつかない)。アップテンポの曲中にちゃんと切ない部分を織り込んでくのがもう天才だし、闇ラップの部分なんて天才を超越した神だし、もはやこの曲を語る誉め言葉は私の辞書には存在しない(ただの語彙力不足)。
もうikuraちゃんがひたすらに可愛いんだー!!! アンタが唯一無二のアイドルだよー! 語尾のキュイッてのもマネしたくなるよね。でもボイトレの先生に言われた。「ikuraちゃんの可愛い声だから可愛いんだよ。あなたはマネしちゃダメ」
YOASOBIはスタートから恐ろしいまでの驀進劇を続けてきたが、この曲で〝頂点〟は固めた、という感がある。『まさに、最強で無敵の』YOASOBI!!
ライブ版も最高! ikuraちゃんが果てしなく可愛い!!!
祝福
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』オープニングソング。
ノリが良くて格好いいし、しっかりガンダム感があるよね! 明るい! 前向き! その中にもホロリの涙あり。
『宇宙戦艦ヤマト』とか歌ってたささきいさおさん(重量感ある低音)とは真逆の可愛いikuraちゃんの声だけど、空飛ぶガンダムにピッタリのアップテンポで疾走感ある歌! それでいてしっかりと重みのある低いビート音(?)も唸らせ、荘厳な機動戦士の存在感を表現している。こんなノリのいい曲なのに、途中に不意に泣ける部分差し挟んできて、私はしっかり泣いてしまう。毎度パーフェクトなメロディー、歌詞、構成、ドラマ。Ayaseさん最高ー。全体にわたってちゃんと原作を再現しているところももはや天才。
切ないヤツ
群青
ブルボン「アルフォートミニチョコレート」CMソング。好きなものを追い続ける人への応援歌。
YOABOSIの曲の中でも1、2を争うくらい物凄く好き曲。私みたいに、実力も才能も乏しいクセに好きなものを突き詰めたい大バカ者にはすごく響く。そしてそれが、「諦めなきゃ夢は絶対叶うよ♪」っていうお調子者の軽いノリじゃなく、現実の厳しさと辛さを果てしなく舐め尽くした者のコトバであるところが沁みる。しばらく泣かずには聞けなかった。
少し乾いた、淡々とした、それでも奥底に砂金が光るようなとても綺麗な曲。そういう感情を深い部分まで味わっていないとこういう曲は作れない。メロディーだけじゃなく歌詞も最高。Ayaseさんひたすら尊敬する。
「好きなことを好きだと言う」って、ものすごく怖いこと。私も親に夢を壊すことを言われたり、好きな人やモノを罵倒されて育ったから、自分の好きなものをひた隠すようにして生きてきた。親以外の人に勇気を出して口にしても、反発や悪口を言われたりすることもあって、そのたびごとに傷ついた。
でもやっぱり好きなことって好きだし、誰に否定されようとも、理解されなくとも、自分が好きなら好きでいていいし、自分がそう表現したいなら思うがままに表現していい。そういう想いを全面的に肯定して傍にいてくれる応援曲。本当に大好きな曲。
たぶん
お別れ後のわびしい気持ちを歌った切ないラブソング。サビの綺麗さよ。
失恋後の、生命力が切れて何の気力も湧かないのに、ただ時計の針だけは止めることの出来ない無力感を覚える時の淡々とした虚無感、って誰しも感じたことがあると思うけど、そんな時にリピートするのに最適の曲。
テンポが良くノリノリで中毒性がある、っていう曲ではないけれど、ついつい繰り返して聞いて浸ってしまう不思議な魅力を秘めている。Ayaseさんの作る切ない曲にマッチしたikuraちゃんの儚い歌声ももう最高。
YOASOBIはアップテンポの中毒性がある曲もたくさん出してるのだけど、〝切ない曲を作れない(歌えない)人はホンモノの歌手じゃない〟というナゾの信念を持ってる私には、明るさも失望もどっちも凄い、ってハマる以外の選択肢は無い。彼らの産み出す奥深い切なさにはただただ惹き付けられる。
優しい彗星
TVアニメ『BEASTARS』第二期エンディングテーマ。
スローテンポのもの悲しく儚い曲。もうこの曲もとっても綺麗なんだー。YOASOBIってもうあらゆる部分が秀逸なんだけど、原作の鍵となる言葉を歌詞に組み込んでくるところも天才的です。ネタバレになるから伏せる(たぶんYouTubeコメント欄に答えはある)けど、登場人物の名前をさり気なく入れてくるなんて神業。しかも名前としてではなく歌詞の一部として。メロディーはもちろん、歌詞まで天才的に美しく綺麗で、随所にいろいろな仕掛けもちりばめられていて、それをikuraちゃんの切ない声が歌い上げているのだから、耳に出来るだけで幸せ。
アニメに添えるためのイメージソング、ではなく、もはや原作の魅力を最大限以上に引き上げる魔力に満ちた曲を次々に打ち出していくYOASOI。私はこの曲(OP『怪物』も)が好きで原作を読み出しました。YouTubeとかで曲を知る→原作やアニメを見る、って流れの人も多いのでは?
青春ソング
ハルジオン
サビ、最高。青春って感じ。中高生の頃のリピート曲ってイメージ。(年齢は関係無いと思うし今も聞くが。)「境界線は……」のところもテンポが速くて聴く者を掴んで離さない。
途中のコロコロと転がるような(説明が下手)メロディーも綺麗。似たような曲に閉じ籠もることなく、こんなにあらゆる曲調の曲を作りながら、全部が頭にずっと居残り続ける魅力を秘めてるって本当に凄い。天才。
MVの発想もいいよね。才能豊かな人が多くてホント凄いなぁ。
あの夢をなぞって
原作小説は「夢の雫と星の花」(いしき蒼太 著)。青春時代真っ盛りの君は読んでおこう。
私の中では、初期YOASOBI代表曲っていう位置づけのこの曲。
出だしから聴く者の手を取ってポトンと物語の中に落とすような不思議な魔力。間奏も綺麗だし、先が気になって仕方ない気持ちにさせる、上手い漫画や上質な小説みたいな没入感。サビからがとってもいい。一度聞いたら頭に残る曲。歌詞は比較的簡単な言葉の連なりなのにこんなに印象に残るなんて、YOASOBIはどれほど素晴らしい魔法使いなんだろう?
前向きになれる曲
もう少しだけ
フジテレビ「めざましテレビ」テーマソング。原作小説 「めぐる。」
明るくポジティブな気分になれる曲。そして前向きな勇気を出したくなるような曲。優しい気持ちになれる。
もう出だしからいい。この曲を朝に聞いたら爽やかに一日を過ごせる気分になれる。ikuraちゃんの澄んでいて綺麗な声がピッタリ。
よくこんなに、求められるイメージにピッタリ、いやそれ以上の感動を与えられる素敵な曲を毎回作るなぁ。メロディーも美しく、ずっと聞いていたいと思わせる上に、歌詞もとても綺麗で、本当に心に響いてくる。PVもほっこりする。
独特な世界観
もしも命が描けたら
舞台「もしも命が描けたら」テーマ曲。
曲が流れるや否や、現実をすべて消し去り、作り物の世界観にも引きずり込んでゆく力強い吸引力。聴く者を物語の中に放り込み、没入感を与え、終わるとハッと現実に返る感覚。数多くの創作物を漁っても、こうしたパワーを持った作品に出会うのは至難の業だ。
一つの物語の芯をほんの数分で垣間見せ、原作にも深い興味を抱かせる。次々発表される全ての曲において。……この素晴らしさには溜め息しか出ない。
勇者
TVアニメ『葬送のフリーレン』オープニングテーマ。投稿(2023年10月)時点での最新曲。
曲なのに、音楽なのに、物語ってイメージがする。YOASOBIはこれまでの音楽というジャンルを飛び越えて、いろんなものを巻き込み融合しながら新たな作品を作っているんだね。領域という境界線をも溶かして広がってゆくYOASOBIの不思議な魔法が、聴く者を魅了する。
エルフであるフリーレンの、淡泊で乾いた感情にピッタリの曲調。その奥に秘められた感情の火種もしっかりと覗かせつつ。
YOASOBIの中に潜む才能の宝庫は、どんなRPGを巡り巡ってもかき集めることが出来ないくらい豊富だ。
まとめ
結論としては、YOASOBI最高ー! その凄さはいくら言葉にしても尽きない。
すべて同じ人が作っているとは思えないくらいに色とりどりのあらゆる種類の曲を次から次へと繰り広げていくYOASOBI。しかも全部がいい曲。マンネリ化することなくすべてが高品質で、息もつかせずファンを魅了していく。〝才能〟という言葉で片付けてしまうのはおこがましい程だ。
きっと物凄い努力もしてきたのだろうけれども、でもそれも含めてYOASOBIのすべてをやはり才能と語るしかなく。
こんなに才能豊かなAyaseさんが自分と同じ空気を吸っている人間だなんて思えない(崇拝)。でも、すっごく個人的な話だけど、
私、Ayaseさんと誕生日同じなのだー!!!(無論年は違う)
こんな幸運ある? 月とスッポンどころか、最高峰ダイヤモンドとスッポンの糞くらい乖離あるけど、憧れの人と共通点があるってだけで幸せです♪ 4月4日だから、「オカマの日」とか「縁起悪い日」とか(ほとんど親に)言われて自分の誕生日嫌だったけど、今は胸張りたい。
あのAyaseさんと誕生日同じなんだぞー! でも誕生日同じだったら、占い風に少しでも才能とか似た部分あってもよさそうな気もするけど、そんな訳はないことを自ら体現してしまった気もして切ない。
そして、ikuraちゃんが可愛過ぎるんだー!!!
本当に本当に本当に可愛くて、もはや目が離せない。気持ち悪いこと言ってるのは分かる。でも事実なんだから否定しようがない。もう本当に憧れ大好き愛してる。そして考えとか心の姿勢とかも、年上の私も尊敬するくらいしっかりしてる。男に生まれてきてたらゾッコンだったのかもなぁ。(男じゃなくてもゾッコンしてる。)
YOASOBI一生大好きです。いつも素晴らしい作品をありがとう!!!
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ではまたー!
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