【執筆のヒントその2】古典から学ぶ物語の2つのタイプ

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筆者
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執筆歴20年超の桃花です。

今回は、高校の頃の国語の先生が言っていた話をご紹介します。

あまりヒントにはならないかもしれませんが……。

読み物の一つとして気軽に読んでいただければ幸いです。

古典から学ぶ物語の2タイプ

高校の頃、国語の先生(※こちらでも記述したオタクの先生)が言っていた話だ。

物語の型として、古典から学ぶに2種類のタイプが考えられる。(すべての物語が大分されるという訳ではなく、一部あてはまる部分がある場合もある、という程度。)

「かぐや姫型」「光源氏型」だ。(名称の仕方までは覚えていない。)

先生は、黒板に次のような絵を描いて説明した。

かぐや姫型
光源氏型

「かぐや姫型」は、一人の女性に大勢の男性が群がる話。

「光源氏型」は、一人の男性が大勢の女性に手を出す話。

当時、「なるほどそうなのかっ!」と目からウロコが落ちる程の衝撃は無かったが、なぜか妙に記憶に残っている。

昔から、女は大勢から寵愛ちょうあいされたい生き物で、男は浮気性なのさ、なんてところまで先生が言ったかどうか記憶では定かではないが、現代にも通じる物語の一形式として参考程度にはなるだろう。

完璧であってはならない ~反「かぐや姫型」~

私は中学校の頃には「小説」なるものを書いていたが、その主人公が自分と同い年くらいの女の子で、誰もがうらやむようなあらゆるものを兼ね備えており、とびきりモテる、という設定だった。(恥ずかしい話だが、もはや憧れの象徴でしかなかった。モテない人間程ああいうふうに投影したい願望が強いのだろう。)周りの子達は優しかったから、それでも(たぶん無理して)読んだりもしてくれたが、私と比較出来ない程の読書家の子なんかからは、「ハッキリ言わせてもらう」と前置きをした上で、

「こんなのマジあり得ない。こんなに何もかもを持ってる人間がいるなんてあり得ない。こんなにすべての男をとりこにするなんてあり得ない」

ということを(もっとやわらかい口調で)言われた。

当時はとにかく書きたいことを書いていただけなので、「そんなこと言われてもなー」という思いもあったが、まさしくその通りだったので、〝読者の反応〟というものを考えるきっかけにもなった。

「かぐや姫型」vs 反「かぐや姫型」

で、今は「あくねこシリーズ(恋愛小説:二次創作)」を書いている訳だが、メッチャ「かぐや姫型」じゃないかー、と思ったのだ。そして関連して、上記「マジあり得ない」指摘も思い出した。

「マジあり得ない」気持ちはわかる。私もそういう小説や漫画を読んだら、「ただの作者の願望じゃないかよ」って白い目で見るかもしれない。(昔の自分に言ってヤレヨ。)

たぶん普通の(?)小説でそれをやっちゃうと、「ハイ、現実的ではありませんネ」って言われてボツ確定だ。(編集者がいる売り物とかの場合。)人間は完璧を求めるクセに、ホンモノの完璧には嫌悪感を示す生き物なのである。

しかし、私は読者にびを売るために書いている訳ではない。自由に書き、好きなように表現し、自己満足しているだけ。要はやりたい放題だ。(サイトの管理人であるが故、それくらいは許されるだろう。)

正直に言おう。

やっぱ女なら大勢の素敵男子イケメンり合いへし合いされちゃったりしてみたいよー!!!(願望前面)

「かぐや姫型」バンザイ。

かぐや姫

ってことで、「あくねこシリーズ」はただの個人的な願望・妄想全開で書いてる。(「かぐや姫型」の勝利。)

誰かの願望の話だと思えば嫌悪感を感じる人だっているとは思うが、合わない話を無理して目にする必要はあるまい。スルーすればよろし。

とりあえず、何もかもを持ち合わせている主人公ではなく、むしろ欠点だらけの残念過ぎる主(←筆者由来)で執筆しているものだ。周りの男性陣(執事達)が優しすぎるが故に救われているだけであって。

そもそもそういう(大勢の男性から寵愛を受ける)ノベルゲームなんだし。同様のゲームは他にもたくさんあるし。女性がいかに「かぐや姫型」に憧れるかがわかるってもんだ。それにただの妄想なんだし。何を考えるかは自由だし。思考に鍵はかけておけないのさー!

結論

偉そうな事言い出したように見せかけて相変わらずバカ丸出しだが。

今回の結論としては、主題とは大きくかけ離れたことを言うが、

誰に何と言われようが、(別に趣味なんだから)自由に好きなように書けばいい!

(「かぐや姫型」と「光源氏型」については一切覚える必要無し。テストにも出ない。)

本日の授業はここまで。

筆者
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「世界一執筆のヒントにならないシリーズ」と化しそう……。

四宮かぐや
「かぐや」つながり

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