執筆大好き桃花です。
歌〝も〟大好きな私が、個人的に好きな歌を紹介していく【お気に入り楽曲シリーズ】!
今回は、「和楽器バンド編」です。
ザックリ知りたい方へ向けてまとめました。
では、いってみましょ~♪
「和」×「ロック」の出現と成功を、誰が想像しただろう!?
ありそうで無かった、出来てしまったら他に追随を許さない、もはや日本の誇る宝でおわします。
いや、これまでも果敢に挑戦されてきたスタイルかもしれないが、和楽器バンドはそのクオリティ・パフォーマンス・ビジュアル・迫力・余韻・作詞作曲センス、どれを取っても桁違いなのだ。歌唱、演奏、魅せ方、引き込ませる力、耳と目と脳に残り続ける魔力。言葉をいくら尽くしても及びはしないが、今回はその魅力を少しでもお伝えしたい。
ザッと概要&メンバー紹介(桃花分析)
代表曲
千本桜
とにかく格好良すぎて一瞬たりとも目が離せない! 曲も、演奏も、PVも、迫力も、全体的な和テイストも、全員のイケメン・イケ女ぶりにも、すべてに引き込まれる!
まずこの『千本桜』に和楽器バンドという最強最高コラボレーションの魔術。メデゥーサ並に目の合った者達を石化させる恐ろしさ(いい意味で)よ。
曲自体は黒うさPさんが作ったボカロ曲だけど、様々な方がカバーしていて、和楽器バンドもその一つ。爆発的に人気が出た曲だが、和楽器バンドがカバーしたことで、ますます知名度が上がったはずだ。
和楽器と聞くと、緩慢でのぺーっとした(馬鹿にしているのではなく)曲を奏でる印象しかないと思うが、それを打ち破るこのスピードと迫力、演奏技術とパフォーマンス。格好良さが際立って、日本どころか世界中の和楽器への興味を爆上げしたに違いない。
和テイストの世界観
……っていや、全部和テイスト含まれてはいるんだけどね、個人的な分類(8割気分)。
天樂
和が好きな人にはたまらない一曲でしょう。もう入りからテンション上がります。
曲とか演奏とかボーカルのレベルのハンパ無さはさることながら、全員が美しすぎて毎秒がアートになってる。ビジュアルという言葉は個人的にはあまり使いたくないのだけど、ここまでパーフェクトだと目が釘付け。しかも全員容姿端麗たる凄まじさ。(ちなみにボーカル鈴華ゆう子さんはミスニコ生になったことがあり、ニコニコ界隈でもお墨付きの美人。)映像としても、PVについ見入ってしまうよね。魅せるパワーも破壊力抜群。
吉原ラメント
ベース担当の亜沙ちゃんが作った曲。亜沙ちゃんが歌ってるバージョンはこちら(こっちも大好き♪)。ちなみに、「ちゃん」呼びしてるけど男性ですよ♪
遊女の物憂さ、気怠さ、色めかしさを軽快でポップに織り込んでいて、遊郭の世界観がしっかり構築された一曲。和楽器が必須な雰囲気の曲ではあるが、ボカロの現代風なテンポの良さも同時に再現出来る和楽器バンドがカバーするというのは、ガチハマり以外の何者でもない。サイコー。
セリフ部分があるのがまたいいんだわ。(カラオケでしょっちゅー転ぶが。)
和楽器バンド全員大好き! なんだけど、私は特に亜沙ちゃん推し♪
暁ノ糸
詩吟、舞い、尺八、三味線等、思い切り〝和〟を堪能出来る一曲。作詞作曲はギターの町屋さん。
出だしから雰囲気が。一気に和の世界に吸い込まれるよう。
男性陣超絶格好いい。絵になるって本当にええわー。女性陣も超絶格好いい、美しい。目の保養。
ほとんど曲紹介になってないけど、とにかく圧巻の一言。
ボカロ・カバー曲
和楽器バンドと言えば、ニコニコ動画で数々のボカロ曲のカバー(歌ってみた)をしてきたことでも有名。その中から個人的にオススメなものをいくつかご紹介。
六兆年と一夜物語
作詞作曲はkemuさん→YouTubeへリンク
忌み子=鬼の子、として、生まれた時から虐待を受ける子どもの話を、おとぎ話として語る物語。
……っていう構成がもう、いじめられっ子だった私とかにはグサグサ刺さって、何度もリピートして泣いたよね。すごく好き曲。
舞台は昔の日本なので、着物を着て箏や尺八なんかで演奏する和楽器バンドにピッタリの一曲。それでいながら、ハイスピードのギターやベース、ドラムがしっかり曲の疾走感を生んでいて、忌み子の感情の昂りを見事に表現している。
こんなアップテンポの曲を演奏し、歌い上げる和楽器バンドはすさまじい。
kemuさんのカバー曲では、『地球最後の告白を』も好きです♪ キーは高いけど声がピッタリ!
フォニイ
本家はツミキさん→YouTubeへリンク 「phony」とは、「にせ者、詐欺師」のこと。
未だに素晴らしいボカロ曲がたくさん誕生してて嬉しいなぁ。もうスタートのとこの歌詞の素晴らしさから胸を打ち抜かれる感じ。そして耳に残るこのメロディーよ。虚無的な心情をポップに描いたそのギャップがたまらない。何度も聞いてしまう中毒性、病み付き! 間奏部分の町屋さんのノリが好き。
ボーカロイドの歌い方は好きじゃない、と一蹴しちゃう方もいるかもしれないけど、こうやって実力あるミュージシャンがカバーで歌って演奏してくれると、本当にいい曲だとわかる。ちなみにかなりキーが高い(G#5:高いソのシャープ)ので、カラオケで歌う時は注意だよ♪
耳に残る曲調を、ますます魅力的なものに仕上げてくれる和楽器バンド最高です!
タイアップ曲
反撃の刃
dTVの『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 反撃の狼煙』のタイアップ曲です。
作詞作曲はギターの町屋さん。……って、ギターの実力鬼なのに、こんないい曲をたくさん作っちゃうって、もはや神?
着物姿じゃないけどこれも世界観(雰囲気)あって素敵だよね。まぁ、全員容貌も演奏も所作も美しいから、何やっても素晴らしいんだわ!
勢いとスピードがありながら、進撃の巨人っぽい不穏さと重厚さを兼ね備えた一曲。「嘆きの声が刺さった」とか「乾ききった愛情の抜け殻のような」とかの歌詞も個人的には感激。ギターソロと尺八ソロっぽいところもひたすら格好いい! こんな素晴らしい曲を作り、演奏し、歌い上げる和楽器バンドさすが!
戦-ikusa-
テレビアニメ『戦国無双』のオープニングテーマ曲。作詞作曲は亜沙ちゃんナリ。
とにかく格好いいでしょー! 「ふわり 風が 凪いだ……」のところの一瞬風が途絶える感じとかさ、「真に無双」のその言葉以外にどんな言葉が存在するのか、ってくらいの的確さとか、「荒れったー! 荒れったー……」のちっちゃい「っ」とか、挙げたらキリが無いけど、すべてが格好いい。「信念あるならすれ違いもまた 必然だろうか」、「尖った想い」、「どうか誓いの中で散らせてくれ」、なんて素敵な描写。
曲だけなく、PVの戦国感にも引き込まれる。鈴華ちゃんの非の打ち所の無い美人感もはや至上、歌声天上。箏の聖志くん?の片目だけ極端な三白眼(?)なとこも血に飢えた荒くれ者感が出てていいよね。べにちゃんのくノ一のような髪型と衣装とかさ、亜沙ちゃんが可愛い格好して両刀で闘ってるとことかさ、大ちゃんに髪の毛生えてるとことかさ(そこ?)、もうとにかく格好いい! 山葵さんは猛々しい感じがまんま戦国時代って感じだし、もはや黒流さんのかけ声無しにこのパリッと感は成立しないし、町屋さんのギザギザに尖ったとことかさ、格好よすぎて溺死してしまう。……ま、挙げたら全員なんだけどね。全部が凄いんだけどね!!!
ストーテンポ系・バラード曲
オキノタユウ
ひたすら美しく、心が清かに落ち着くバラード曲です。日々に疲れた時、ぽっかりと穴が開いたような気分になった時、ギスギスした争いに嫌になってしまった時に聞くと癒されます。
歌詞が前向きでホロッときますね。卒業式にピッタリの曲かなと。
なお、オキノタユウ(沖の太夫)とは、アホウドリの別名。「太夫」とは、神主、一座の中のすぐれた演技者・統率者、最高位の遊女、などといった意味があり、「沖の太夫」で「沖にすむ美しい鳥・立派な鳥」といった意味になるそう。ゆったりと大空を舞うオキノタユウになぞらえて、人々の気持ちの移ろい、出会いと別れを表現した歌なのだろう。
なでしこ桜
もちろん耳だけで聴くのもいいんだけど、和楽器バンドに至ってはそのパフォーマンスまでもが芸術作品なので、YouTubeとか動画で見るのが数倍~10倍は楽しめる。ライブだと100倍増しくらいにはなる!
とにかく美しい。ひたすら艶美。こんな花魁さんいたら魂を吸い取られてしまうよね。それをさらに際立たせる最高級の演者達。溜め息しか出ません。永久に見てしまう。国宝。
まとめ
和楽器だけではなし得ず、洋楽器だけでは表現出来ない独特な和の世界観を、2つの絶妙な調和で産み出すことに成功している和楽器バンド。日本だけでも数多くの人に圧倒的な影響を与え、和楽器人口を激増させたはずだが、和楽器バンドの活躍の場は世界にこそあると思う。ひとたびこの圧巻の演奏・パフォーマンスを見れば、「Amazing!!!」と驚嘆し、ドハマりする外国人が今後も増えていくに違いない。日本国内にとどまらず、これからも全世界にどんどん日本の伝統芸能の美しさ、雅さ、哀れさ、力強さ、繊細さ、魅力を広めていって欲しい。
いつものことながら、良い曲あり過ぎるけど紹介し切れずに終わっているので、興味もたれた方や「そういや最近あまり聞いてなかったな」という方はぜひどっぷりと和楽器バンドに浸かって欲しい。新曲ばかりでなく、過去の曲でも素晴らしいものがたくさんある。
これからも最高のパフォーマンスと音色を響かせてください。応援しています。
ではまたー!
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