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ブログ開設のきっかけ

今回も落選ダメだとわかった時、相も変わらずしばらく絶望して、「だよね」とか「やっぱ私は」とか呟きながら、グルグルいろんな思考巡りをして、結局原点に戻った。

あの頃からどんなに年月は経とうと、やはり目指したいところは同じなんだと改めて思い知る。

~どんなに目標まで遠くても、私は小説家になりたいんだ~

小説自体は小学生の頃から書き始めていたけど、本気で目指したいと思ったのは高校の頃。家庭環境もイジメもあったし、その後も生きる意味がわからず悩みを打ち明けた時に学校の先生から言われた言葉がきっかけで、私は作家になって苦しんでる人をほんのわずかでも救いたい、って思った。

就職後も新人賞に応募を続けていたが一向にダメで、才能が無いからな、人脈も運もな、と落ち込んでは、それでもまた馬鹿みたいに奮起してやり直して、でもやっぱりダメで、の繰り返しだった。

「別にさ、そんなに書くことが好きならネットで発表すればいいじゃん」

という声が聞こえてくるのは当然だ。ではなぜ、今までその道から目を背けていたか。

だって、怖いもの。。。

思っていることを外にさらけ出すことの恐ろしさ。

喋っても喋ってもポカンとされて、首をかしげて遠ざかられる孤独さ。

勇気を出して読んでもらっても、理解を得られるどころか思い切り馬鹿にされる悲しさ。

過去にはブログをしていて荒らされるような経験もしたし、私自身がかなり対人恐怖症的なところもある。それから、なろう小説、異世界転生もの、ラノベ、といった時代の流れに乗ればある程度窓口が広がる可能性があるとわかりつつも、なんか自分の書きたいのと違うな、という、どうしようもないこだわりみたいなもので避けてきた。

こだわりがあって流行の波を利用することも出来ない癖に、諦めることも出来ない。本当にどうしようもないヤツだと自分でも思う。

「んじゃさ、別に無理してやらなくていいんじゃないの?」

そんな声に、それでも私はYESと言えない。

私には、死ぬまでには絶対に救いたいと思う人が二人いる。

一人は、いじめられて泣いていた、過去の自分。

あの頃の私は本当に追い詰められていて、毎日が真っ暗だったし、未来にも希望なんて無かった。あらゆることをすべて自分のせいだと自分を責め、物理的にも自分の身体を傷つけ、泥沼の底を這うように呼吸していた。私はいつかあの頃の自分を抱き締めて、「生きててくれてありがとう」と言いたい。

もう一人は、あの頃の私なんかよりもはるかに辛い思いをして、今も助けを求めているであろう、世界中のどこかにいる誰か。

私には、その人(達)の苦しみを解消しようなんて大それた力が無いことは十分わかっている。

それでも、

私の好きな文章を使って、ほんの少しだけでも彼らの心を軽くすることは出来ないだろうか、

多少の暗闇をくぐり抜けてきた私なら、彼らの心にほんのわずかでも寄り添うことが出来るのではないだろうか、

とそう、かなり真面目に考えている。

私がHSPであるせいか、コメントとかお悩み相談とかで苦しんでいる人達のメッセージを読むと心がギューッと苦しくなって、「ほんのわずかでも彼らの心を軽くすることが出来ないんだろうか」とどうしても思ってしまうのだ。

人生で苦しい時って誰にでもあると思うけど、「人生 しんどい」とか「生きること 辛い」とかで検索しても、出てくるのは断片的なノウハウを列挙した記事だけ。「感謝しましょう」とか「運動しましょう」とか「お金・仕事・対人関係スキルをつけましょう」なんて言われても、掻き消したいはずの自分の苦しみや絶望感は読了後も元のまま残されている、なんて経験をされた方は、私だけではないはず。もちろん、それらをヒントに知識やスキルを積み上げていくことで人生が変わることは多いにしてあるし、否定する訳でもない。でも、苦しんでいる人が今すぐ求めているのは、それとはちょっと違うのではないか。

  • とりあえずたった今、苦しみを一瞬でもいいから忘れること。
  • 安心出来る居場所を見つけて、とりあえず心を落ち着けること。

これらが一番必要なんじゃないかと思っている。

そのために、「面白・笑い系」と「癒し・励まし系」の二系統の内容の記事を書こう、と思うに至った。

確かに私には何の実績も無いし、才能だって無い。好き嫌いや価値観、相性だってあるから、すべての人の心を軽くするということは恐らく不可能だ。

正直勇気はいった。それでも私は、わずかでも可能性があるなら信じて発信していきたい。

時間はかかるかもしれないけども、いつか、心が少し疲れてしまった人の休憩所として活用してもらえる日が来るまで、自分らしい文章を、勇気を振り絞って外に表現していってみようと思う。

(2023年1月19日 桃花)

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